昭和16年5月にできた制度で、相撲界に大きな功績を残した力士に対して与えられる特別の資格で、その該当する力士一代限りの年寄株が「一代年寄」です。
この資格を取得したら定年まで日本相撲協会に在籍して、現役時代の四股名を親方名として使用できることになります。
大変名誉なものではありますが、本人しか利用できません。
弟子のスカウトなどで有利となるメリットがある一方、相撲協会を退職したら部屋の名前が引き継がれないので一代限りの部屋で終わってしまうというデメリットもあります。
つまり定年退職などにより後輩に部屋を引き継ぐ際には、その後輩の名前の部屋になってしまうのです。
一代年寄の襲名が認められた横綱は過去に、大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花の四人がいます。
しかし、千代の富士は一代限りの部屋を作りたくはないとの理由と、九重部屋を引き継ぐ予定でもあったので辞退して九重親方となって活躍しています。
そのために、現在有効な一代年寄は北の湖と貴乃花だけとなっています。