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『力水と力紙、清めの塩』

「力水」とは、力士が神聖な土俵に上がる前にその身を清めるために使う水で、東西花道側の土俵の下の水桶に入れてあります。
相撲を取るために呼び出された東西の力士が土俵上で一礼して四股を踏んだ後に、前の取組で勝った力士から柄杓で力水をもらい、「力紙」で口や顔を拭きます。
このような神聖な作法を「力水をつける」といって、平安時代から続いている儀式でもあります。
ちなみに、相撲が長引いて中断することを「水入り」といいますが、これはもう一度力水をつけてから、相撲を再開することが語源となっています。

また、塩をまくのにも意味があります。
地中の邪気を払って土俵を清め、力士が負傷しないことを祈って、また、擦り傷などの殺菌効果もかねているといわれています。
縦横50cm、深さ40cmの「塩箱」と呼ばれる箱に入っていて、その補充は呼出がします。
三段目以下の力士は塩をまけないが、幕下の力士は時間的に余裕がある場合に塩をまくことができるようです。