力士の髪型である髷。
この髷は、頭の毛をキリッと締め上げることによって、全身で緊張感を感じることと、また、土俵の下に転落してしまった際に頭部を保護するためのものとなっています。
相撲の勝負においては、相手力士の髷をつかんだ場合反則負けになりますが、よっぽど悪質なときにこの規則が適用されます。
髷の種類は二つあります。
「丁髷(ちょんまげ)」
江戸時代の一般的な髪型でした。
力士が普段結っている髷です。
「大銀杏(おおいちょう)」
もともと、銀杏髷と呼ばれる結い方の一種で、髷の部分が大きいものを大銀杏と呼んでいました。
正面から見たときに先端が銀杏に似ていることからこの名前が付いています。
正装としての髪型で、十枚目以上の関取や、幕下力士で十両と対戦する力士、弓取り指揮をする力士だけが結う髷ですが、関取経験がなくても一度、引退後の断髪式の時にだけこの大銀杏を結います。
頭髪が衰えてきて髷が結えなくても、現在の規則においては出場停止などの罰則はありません。