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『廻し(まわし)と化粧廻し(けしょうまわし)』

「廻し」とは、力士が腰に巻いている布です。
本場所の「締め込み」とも呼ばれる取組用、稽古用、土表入り用の3種類あります。
幕下以下の力士は稽古用と本場所用の廻しは一本の黒い廻しを利用し、十両以上になると稽古用に木綿の白い廻しをもらえます。
廻しは固く締めることが基本ですが、わざと緩めに締めて廻しを取った相手力士の力を十分に出させないようにするものもいます。
通称「ユルフン」と呼ばれるもので、ときに非難の対象となっています。
また、取組中に廻しが緩んで前褌、前袋などの前廻しが外れて落ちてしまうと「不浄負け」という反則負けになります。

「化粧廻し」は、土俵入りする際に締める儀式用のもので、長さ6m幅68cmの長い布の先端に豪華な刺繍と馬簾(ばれん)が付いていて、エプロン型の大きな前垂れがある高価な廻しのこと。
横綱の場合には本人の分の他に、太刀持ちと露払い役の力士の分の「三つ揃い」といわれる三点セットとなっていることがほとんどです。